マンションリノベの装飾

2017.04.27
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廻縁や巾木、ケーシングなどの装飾は、日本のマンションでは戸建てに比べて広さの問題などから敬遠されがちです。近年中古マンションのリノベーションが人気にも関わらず、廻縁などで魅せるデザインのものはあまり見かけることがないように思います。 おそらく日本の住宅では廻縁や巾木のデザインのバリエーションに対する認知度が低く、実際の施工例を見る機会があまりないからかもしれません。 米国で誕生した住宅のプロと施主・クライアントを結ぶオンラインのコミュニティサイトのHouzz(ハウズ)には、たくさんの海外の住宅事例が掲載されています。写真だけでなく、実際にリノベーションした実例も多数紹介されておりその中で米国カリフォルニアのコンドミニアム(日本でいうマンション)のリノベーションで見つけた、廻縁や巾木を効果的に使いおしゃれで素敵なキッチン・ダイニング・リビングに生まれ変わった事例をご紹介します。
Houzz_Breeze Giannasio Interiors - トランジショナルなリビング・居間の写真はこちら
上記がリノベーション後のコンドミニアムです。延床面積55平方メートル(6.7x8.2メートル)。右奥が玄関です。カリフォルニアスタイルの爽やかなインテリアですよね。
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リノベーション前の写真はこちら。同じ角度から取られています。以前にも廻縁がついているのが見受けられますが、リノベーション後の方が幅広の廻縁が使われているにも関わらず全く圧迫感がありませんね。
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こちらの写真を見ると廻縁の様子がさらによくわかります。
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リノベーション後が上記になります。12-3cmくらいの廻縁が使われていますね。下を見ると、巾木も20cmはある幅広のものが使われていますが以前に比べると広さを感じることができ開放的な雰囲気になっています。
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ベッドルームやバスルームへと続く扉でしょうか?そこにも幅広のケーシングが使われていますね。リビングでもテレビ台を中央にシンメトリーに配されていました。ここでもスツールやウォールを飾りシンメトリーです。素敵なインテリアを作る秘訣のひとつでしょうね。
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リビング、ダイニング、キッチンがワンフロアになっていますが、生活にメリハリをつけるためにさりげなく梁がモールディングでつけられています。 日本ではできるだけ広くするあまり何も使わないことが多いように思います。 しかし廻縁などのモールディングを使うことでインテリア全体に立体感が生まれ広さも感じられる上さりげない個性を出せる住まいが叶うことがこの事例でよくわかります。 日本でもさまざまなサイズやデザインのモールディングを使った住まいが増えればいいですね。 ここでご紹介したリノベーション例をより詳しく見たい方は、下記リンクの記事またはビデオをご覧ください。
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