昨年あたりから日本でも中古住宅のリノベーションが盛んになってきました。
しかし、海外のそれに比べるとシンプルなだけで”彩り”に欠けているように感じていました。
そんな時、アメリカ人による日本のマンションリノベを見せていただく機会があり早速見に行ってきました。
38m2の2DKのマンションです。クローゼットのドアがアメリカンらしく6パネルで色はホワイト。日本だとブラウン系になってしまいますが、床がブラウン系なのでホワイトのドアが映え部屋が明るく見えます。ちょっとした違いですがこの”彩り”があるだけで素敵度が増します。
天井や天井と壁との取り合いの細かなところまで”彩り”を加えています。
さすがだな~と感動したのは、バスルームです。床のタイルと壁の大理石調パネルの柄X柄の組み合わせかたです。全体の色バランスのセンスの良さは生まれ持ったアメリカ人にしかできないコーディネートです。床のタイルを少し壁まで伸ばしてるところにデザインのこだわりを感じますね。
トイレ、バスタブそして洗面化粧台が一緒になったアメリカンスタイル。近年はひとり暮らし世帯やシャワーだけの人も増えたので、日本でも水回りを一つにまとめたスタイルが一般住宅であってもいいかもしれません。効率的で部屋も広く取れそうです。
この写真だけ見ると、海外の高級ホテルのバスルームみたいですよね。実は日本の一般的なマンションにあるバスルームなんです。
中古住宅リノベーションも西海岸スタイルも近年の流行りですが、日本で実現するには受け継いできたセンスを持った海外の人のアイディアを借りるとより”彩り”ある住まいが叶えられるように思います。